
アトミック・カフェ トーク day1【原発と災害】
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July 25 (Fri) 14:30-15:10 GYPSY AVALON
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- 落合誓子・ジョー横溝・津田大介
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落合誓子:本州で一番小さな市に住んでいる。その珠洲市に起こった原発計画の反対運動に市民として最後まで闘った。
珠洲市は原発を追い出した数少ない自治体だ。平成元年から約15年。原発の是非をめぐる政争の町だった。鉄壁な保守政治の岩盤の上で、潤沢な工作資金で引っ掻き回されながらも最後まで反対を貫き通した数少ない自治体といえる。
昨年の元旦の地震は珠洲市にあったその二つの原発計画の炉心あたり(寺家地区と高屋地区の二ヶ所)を震源としている。しかも約五メートルの隆起。もし原発があったら能登半島に「今」はない。「the福島」の二つ目と三つ目ができるところだった。
現在の石川県はもう一つ原発を抱えている。能登半島の付け根にある、ほとんど稼働しないで問題を起こし続けている志賀原発だ。今回の地震は辛うじてその手前で「割れ止まった」幸運に感謝するしかない。そんな危ない志賀原発をなぜ止められないのか。
日本のような地震国に原発は向かない。もし今「南海トラフ」に見舞われたら日本列島に明日はない。
「分かりきっているのになぜ止められないのか・・・・」答えはとても簡単だ。政治が腐っているからだ。
「明日の日本よりも今の金」「原発は腐った政治によって作られる」そのことを本当に私たちに教えてくれたのが今回の地震だったと言える。職業ルポルタージュライター、作家。「原発がやってきた町」(すずさわ書店)・「バッドドリーム」(自然食通信社)・「男と女の昔話」(ジック出版局・・宝島社)他多数
ジョー横溝:MC/文筆家/ラジオDJ/(株)パンとサーカス代表取締役社長
1968年、東京都生まれ。早稲田大学卒業。2017年まで『ローリングストーン日本版』シニアライター。2019年1月まで『DAYS JAPAN』編集長。2023年株式会社パンとサーカスを設立。同社で配信番組『深掘TV』『エアレボリューション』などを運営し、自身でプロデューサー兼MCを担当。2024年に『論壇フェス』を共同主催。2022年よりウクライナ人道支援ライブ『PLAY FOR PEACE』を主催開催
津田大介 :ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ポリタス編集長/ポリタスTVキャスター。1973年生まれ。東京都出身。早稲田大学社会科学部卒。
メディアとジャーナリズム、テクノロジーと社会、表現の自由とネット上の人権侵害、地域課題解決と行政の文化事業、著作権とコンテンツビジネスなどを専門分野として執筆・取材活動を行う。
津田大介 :主な著書に『ニッポンの芸術のゆくえ なぜ、アートは分断を生むのか?』(青幻舎 )『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)、『ウェブで政治を動かす!』(朝日新書)、『動員の革命』(中公新書ラクレ)、『情報の呼吸法』(朝日出版社)、『Twitter社会論』(洋泉社新書)ほか。2011年9月より週刊有料メールマガジン「メディアの現場」を配信中。2020年6月より「ポリタスTV」を配信中。
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